久光院の写経会は、椅子に座って、お茶でも飲みながら、自由な雰囲気で、上手下手ではなく、心で写経をする、そして何よりもみなさまの願いを叶える写経会をコンセプトにしています。 又、写経前には、皆さまに書いていただく「般若心経」や、時節の行事についての、ご法話を行います。

お大師様の実修されたとされる阿字観は、現代人の疲れた心、癒しきれない心を身体と共にリフレッシュできます。 また法話においても、高野山から阿字観の能化（講師）様、曹洞禅にも精通した 指導者をお迎えして、皆さまのありのままの心を見つめ（如実知自心）、そして 澄み切った清浄なる心へと導くことをお手伝いさせて頂きます。

写経会では、皆さまの願いを仏さまへ 阿字観では、心を癒して頂く 久光院の夕勤行は、皆さまが ホッと一息つける時間になるよう そして、今日も心地よい1日だったと思って頂けるよう、心がけております。

年の始まり、皆さまがより幸せの多い1年でありますように、「福寿海無量」、溢れんばかりの幸福でありますように、お不動さまの護摩の火を焚き、皆さまの願いと共にご供養致します。

　旧暦では、この節分から1年が始まると言われています。この1年、たくさんの福が訪れますよう、普通のご祈祷とはまた違った、剣や弓を使った修法で、皆さまが楽しく笑顔になって頂けるよう、一生懸命ご祈祷致します。

お彼岸は、此岸(私達のいる世界)と彼岸(仏さまの世界)、両岸が繋がる1週間。 私達の世界が尊い仏さまの世界と繋がり、亡き方とも、心が繋がる1週間でもあります。 　この一時こそ、実は大切でありながらも、失われつつあるのではないでしょうか？ ご先祖様を思い、自身の心のゆとり、ぬくもりを感じて頂きたいと思います。

花まつりは、お釈迦さまの誕生日‼ お釈迦さまが生まれた時に、空から甘露(甘い)の雨が降ったという伝説から、久光院では、境内に甘茶をご用意致します。お釈迦さまに甘茶を掛けて、味見してみてください。

1年の折り返しの6月、お不動さまの護摩を焚き、過ぎ去った半年、そして、残すあと半年を皆さまとともに見つめ、心おだやかに、わざわいがふりかからない様、手を合わせたいと思います。

お盆とは、大切な方々の里帰り 仏さまの世界から、私たちのもとへ帰ってこられます。この大切な時間を、大切な方々と笑顔で過ごしていただき、16日にはその方々から頂いた命への感謝と新たな決意を伝え、ご先祖さま方をお送りしたいものです。

毎年、久光院では、たくさんのお坊さんにお集まりいただきまして、皆さまにとって、大切な方々の御霊を始め、有縁無縁の全ての精霊さまを、真心を尽くしてご供養致します。 皆さまには、心静かに、ご先祖さまに寄り添える時を、過ごしていただきたいと思います。

秋の彼岸は、春と同様の、棚経参りの他に、久光院本堂に於いて、お彼岸の供養を、そして、土砂加持を共に行います。 土砂加持とは、仏さまのお力、皆さまと共に読むお経を、土や砂に籠めるご供養で、加持した土砂は、「滅罪　生善」、あらゆる罪を滅し、心身共に清らかになると、言われております。 彼岸会にお越しになった際は、ぜひ、お持ち帰りください。

1年の最後、この一年を無事に過ごせたことへの感謝、そして、次の一年への願いを、護摩の木札に書き、お不動さまの火にのせ、ご祈祷致します